毎年ニュースになり思いますが、田んぼアートって本当に凄いですよね!
世界最大の田んぼアートと言われているのは、埼玉県行田市の田んぼアートで今がちょうど見頃!
今年のテーマは『ジャポニズム』だそうです。
埼玉県行田市の田んぼアートが凄い pic.twitter.com/VXUmddTsme
— Yuji Shibasaki@Photo (@Yuji_48) August 16, 2021
本当に素敵ですし、どれだけの技術や種類の稲が使われているのでしょうか。
調べてみました!
世界最大の田んぼアートは埼玉県行田市で広さが半端ない!
埼玉県行田市の田んぼアートはなんと約2.8ヘクタール(東京ドーム1.5個分)もの大きさを誇っているのだとか!
それを一つの絵のキャンバスと考えるともの凄い大きさですよね!
ということで平成27年には「世界最大の田んぼアート」としてギネス世界記録にも認定されたそうですよ。
ラグビーワールドカップの際はこのような田んぼアートもされていました。
こんな広い面積でここまで稲で描けるって本当に凄いことですよね!
ちなみに今年の「ジャポニズム」は4種類の品種の稲が使用されているそうです。
田んぼアートってどうやって作られているの?
稲の種類は8種類もある!
実は「田んぼアート」に使用されている稲の数は8種類もあるそうです。
① 彩のかがやき
「彩のかがやき」はコシヒカリのようにおいしく、さっぱりとした甘さで、ふっくらとした食感が特徴。
田んぼアートの色的に緑・黄色といったところでしょうか。
② ムラサキ905
ムラサキ905はイネ科の1年草だそうです。
草丈は50~100㎝ほどになり、全体的にざらつき感があります。
本種の場合、葉も茎も紫色となる品種で、夏先には茎先端部位に花序をつけ多数の小花をつけ、熟すと稲穂となるそうです。
③ 黄大黒
古代から栽培していた、もしくは古代の野生種の形質を残した品種です。
近年では葉の色や花、種籾の色の違いを利用して田んぼアートなどによく使われています。
夏には稲の花を、秋には稲穂が楽しめます。
黄色大黒は草姿が全体的に鮮やかな黄色に色付く種類で、穂は黄金色で小粒です。
④ 奥羽観399
奥羽観399(オウウカン399)はイネ科の1年草で、本種は東北農業研究機構で作出された観賞用のイネです。
草丈は50~100㎝程度となり、育成期に葉の大部分が白くなり、穂も白くなるそうです。
⑤ あかねあそび
「あかねあそび」は観賞用水稲品種で、最高分げつ期から成熟期にかけて、葉色が赤紫色と黄緑色が混じり合い、遠目には橙色(だいだいいろ)に見えます。
田んぼアートでは、橙色として描く部分に利用することにより、絵柄をさらに色彩豊かに表現することができる。
⑥ ゆきあそび
「ゆきあそび」は“晩生 ”“極短稈” の葉色が白い観賞用品種で、生育中期~出穂期にかけて、株全体が白く見えます。
田んぼアートでは、白色として描く部分に利用することにより、絵柄をさらに色彩豊かに表現することができる品種です。
⑦ べにあそび
「べにあそび」は“極短稈(たんかん)”の葉色が赤い観賞用水稲品種で、最高分げつ期~穂揃期にかけて、株全体が赤く見えます。
田んぼアートでは、赤色として描く部分に利用することにより、絵柄をさらに色彩豊かに表現することができる。
⑧ キヌヒカリ
キヌヒカリはその名の通り、炊き上がりが絹の様に光沢があり、モチモチした食感で、冷めても美味しいと評判の品種だそうです。
8月頃にはキヌヒカリは茶色くなるため、田んぼアートでは茶色の部分として使用されているそうです。
測量士や作業員の数がすごい!
巨大で細かい図柄で精巧に構成されている田んぼアート、一般的に見ごたえがありますよね?!
実は田んぼアートは緻密な測量設計図が命なのだとか。
大きな図柄の田んぼアートを精巧に描くには測量士による図面の作成と助手による何本ものくい打ち作業とロープ張り作業が必用なのだそうです。
その他にもボランティアの方々が手伝い、田んぼアートを作成されているそうです。
本当に素敵な田んぼアート、毎年テレビで楽しませていただいていますがその背景には緻密な努力があったのですね!
まとめ
『田んぼアート』がどのようにして作られているのか調べてみました。
鑑賞用も含め、8種類もの稲が使用されているのもビックリしましたが、測量設計図やロープ張りなど様々な方々が携わって「田んぼアート」を作成されているのですね。
その皆様の努力の成果、一度実際に見に行きたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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